― 自由発言 ―
〔F〕 夜8時に由宇の人をたずねた。1mの間で会話ができないほど騒音がひどかった。この騒音は10時までつづくので、テレビは10時以後に見るとのこと。移転する艦載機を半分にするとか、考えなおしてほしい。地元の事情を平岡さんに託す。平岡さんしかパイプがないのだ。
≪答≫ 自民政権時代もパイプはあったのだが、与党(自・公)議員はパイプの役をはたさなかった。私もパイプ役に努めていくつもりだが、私だけでなく、野党(自・公・共)議員も含めて、いろんな議員に訴えてほしい。
〔Y〕平岡さんは選挙演説のなかで移駐反対と言った。しかし自公政権のきめたとおりに実施することになった。今日の話はすべて「言いわけ」になっている。自公政権の決めたことを変えるために力をつくしてほしい。それをこちら側に転嫁されては困る。公約どおりにやれないことにたいしてお詫びを言うべきだ。
≪答≫ 私の力不足で「見直し」が実現できていないことはお詫び申し上げた。責任を皆さんに転嫁するつもりはない。選挙中の「移駐反対である。」と言った気持ちは今でも同じだ。「米国という相手がいるので見直しができるかは分らないが、再編の内容を再検証する」ことは約束し、そのための行動もとってきた。
〔H〕平岡さんから直接話をうかがうのは2度目だ。平岡さんは大変正直に話をする人で好感をもった。政治関係の質問2の、補助金についておかしいと思い、35億円に代わる募金を届けた。政権が代っておかしいと検証し、間違いだった、との国の見解を公にしてほしい。これは平岡さんでないとできないことだ。このままではたまらない思いだ。
≪答≫ 防衛省から出してもらった説明の中で、「遺憾であった」という文書は出ている。ご指摘は、その経緯を調査した結果を公にするべきだという意味だろうが、政府の説明は表面的な説明に止まっている。守屋次官(当時)が指示した、という話もあった。沖合移設の結果、艦載機移駐ということになったのは納得できないと私は言ってきた。補助金カットのことを初めて聞いたのは東京で市民派の懇談会の時だったが、補助金カットの事情を説明して「政府はけしからん」と参加者に言ったところ、参加者には「岩国が補助金に依存していることに問題がある。」との意見が多くて面くらった。沖縄問題でもそうだが、他地域の人には岩国の苦悩は仲々伝わらない。
〔H〕 これをはっきりしておかないと、また同じようなことが起こる。これでは選挙でどういう人に1票を入れたらいいのかわからなくなる。平岡さんは難しいというが、どういうことならできると考えるのか。
≪答≫ 政府にいうと、自分たちのしたことを正当化するようなことを最初言った。さらに「調査せよ」と言うと、「遺憾である」と政府は謝罪はしたが、政府は「この地域の人たちのエゴでものを言っている」と受け止めてもいるように思う。権力を持つ人たちは、権力の行使がどのような影響を与えるのか常に心がけておかねばならないことだ。
〔FF〕 防衛大臣がきたとき、民意は市長にあるといい、市民にあるとは言わなかった。民空には市民みんなが賛成していると大臣は受け取ったようだ。民意が大臣に伝わっていない。しっかり民意を上に伝えていただきたい。
≪答≫ 市長は民意を国に伝えなければいけない人だ。市長に皆さんの声を伝える必要がある。「防衛省としての考え方をちゃんと市民に言わないと納得してくれないよ」と大臣に言って、岩国に来てもらった。防衛省は「市長・議会にしか会えない」と言ったが、市民と話し合う場をつくることができた。民空について市民の民意が割れているのも問題を難しくしている。原発についてもタウンミーティングで「民意は反対だ。」との意見が出た。私自身は、不安を持っている人々の不安をできる限りなくするようにしたいと思って慎重に対応しているが、「民意は反対」と言っても、選挙すれば容認派が当選するというのが現実だ。
〔S〕 米軍が引き上げないかぎり、基地問題はなくならない。日本はもう独り立ちしていい時だ。自分の国をなぜ自分で守れないのか。憲法9条改訂賛成だ。国力をつけるしかない。
≪答≫ 半分賛成、半分はどうも。
〔Y〕 平岡さんは個人的な意見をのべている。民主党の立場はわからないというのか。
≪答≫ 私が政府から頂いた回答ではわからないということだ。私は「見直す」とまでは言っていない。民主党のマニフェストで示した「見直しの方向で臨む」と言っていたが、気持ちは今でも「是非見直したい」と思っている。私は、日本に外国の軍隊が居続けるのはおかしいと思う。
〔O〕 2時間も平岡さんの話を聞けて良かった。平岡さんも頑張ってもらっているのが判った。今後共よろしく。又、大島の皆さんと、我々「愛宕山を守る会」の目的、思いは同一で、今後お互い協力して行きたい。(感想)
〔K〕 市庁舎補助金について、国はこれで市民の信頼をうしなっている。岩国はSACOを含めて、すでに十分協力の役割を果たしている。なぜ岩国に来るのかというと、押しつけやすいところへ持っていくのだろう。(意見)