― 外交について ―
<要望1> 防衛副大臣は基地縮小との関係で「抑止力を下げて、日本を危険にさらして負担を削減することは誰でもできる」と答弁したが、アメリカ流の「軍事力」を軸とする「抑止力」論に依存しないで「外交力」による安全確保を追求し、ドイツにならって基地縮小を推進するよう、政府に働きかけていただきたい。
≪答≫ 「世界」の2006年4月号(3月発売)に私と近藤昭一議員が、「あるべき外交・安全保障政策」を論じた中で、この要望のようなことを書いた。民主党の中では、「安保は大事、アメリカの抑止力を弱めることはとても考えられない」という人が圧倒的に多い。安保不要、基地縮小と言っても、現段階では国民の支持は得られない。東アジア地域の安全保障体制の構築と並行して考えねばならない。何かあれば東アジアの各国がそれをいさめるという方法で、アメリカの軍事的役割を弱めるべきだ。過去大きな戦争をしてきたEUは、今やひとつの国に近い状況になっていて、お互いに戦争しないようになった。アジアは国の体制の違いもあって、すぐにはいけないが、EUのような方向にすすめるべきだと言い続けているが、なかなか実現できない。
<要望2> アメリカは中国の人権侵害を厳しく追及するが、米軍が日本の基地周辺住民の人権を侵害している現実をどう考えるのか、日米交渉のなかで追及していただきたい。
≪答≫ マニフェストに「日米地位協定の改定を提起する。」と書いてある。今は、普天間が大変な状況で、これが一段落しないと、地位協定問題に手をつけることは難しい
と思う。
― 米軍再編について ―
<問1> 防衛省は厚木基地の艦載機59機を国外へ移転させるという「見直し」案を検討したことがあるのか。あれば、その結果はどうであったか。
≪答≫ 政府のやることで、分からないこともある。防衛省が大島へ説明しに来たときに聞いてみる必要がある。グアム移転の検討を要請したが、それはできないとのことだった。
<問2> 艦載機59機を日本に置くことをやめて、それだけ在日米軍基地を縮小するという「見直し」案を検討したことがあるか。あれば、その結果はどうであったか。
≪答≫ 「国外へ移転する」ことと同じ話だ。
<問3> 移駐させる艦載機の数を削減するという「見直し」案を検討したことがあるか。あれば、その結果はどうであったか。
≪答≫ アメリカとの関係では検討できないことではないと思うが、私から妥協的な提案をするのは問題があるので検討を頼んだことはなく、検討したか否か又は検討結果は、私にはわからない。
<問4> 防衛大臣は対話集会において「日米合意を前提としたうえで、皆さんのご意見を聞いて、可能な限り対応」と答弁した。これによると日米合意は変更できないことになるが、沖縄ではすでに日米合意がゼロベースに戻されている。貴職は防衛大臣の答弁に同意するのか。それとも日米合意を変更する可能性があると考えるか。
≪答≫ 日米合意の変更もありうるとの考えでやってきたので、できないとは考えていない。大変困難なことであると思うが、可能性がないとも思わない。
<問5> 防衛副大臣は対話集会において、「厚木も岩国もWinWinゲーム、両方共、互恵関係というのができれば、これが一番いいわけであります。我々もできる限りそのように努力したい」と答弁した。政府は具体的にどのような努力を行っているのか。
≪答≫ 防衛副大臣に直接聞く方がいいと思う。
<要望1> 緊急に岩国基地の米軍再編計画の「見直し」案を作成して、基地周辺地域の住民にはかるよう、関係機関に働きかけていただきたい。
≪答≫ 単に案を書いて検討してくれといっても実現可能性がない。政府が作らない限りは実現できないと考える。「岩国に移駐するのは妥当でない」と主張するしかないと思う。他の地域を特定して、移転を求めたら、そこからまた抗議が出る。
<要望2> 艦載機59機を硫黄島、あるいは国外へ移転することを真剣に検討するよう、関係機関に働きかけていただきたい。
<要望3> 「沖縄等米軍基地問題議員懇談会」に、岩国基地関係の米軍再編計画の見直しを推進するよう、さらに強く働きかけていただきたい。
≪答≫ 「懇談会」は、「政府に指示する立場にはない、どの機能をどこへ移転するということを提案する立場にはない、政府の説明が正しいか等について検証を行っていく立場である」と言っている。
<要望4> 選挙運動のときに「米軍基地の縮小」の可能性に言及した菅財務大臣に、「基地縮小」の実現に尽力することを強く要望していただきたい。
≪答≫ 菅さんへは皆さんの気持ちを伝えたい。ただ、担当大臣でない人が意見を言うのは、立場上むずかしかろう。