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瀬戸内ネットの集いin大島 記録
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:日時・会場・司会
1 開会挨拶
2 メッセージ朗読
3 各団体からの報告
4 自由討論
5 アッピール朗読
6 閉会挨拶
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<司 会> 吉井勝雄、 藤川俊雄、 福田忠邦
>1 開会挨拶 < 森岡義則(瀬戸内ネット共同代表)
瀬戸内ネットはそれぞれの住民団体の独自性を尊重しながら情報交換している。どしどし意見を出してほしい。福田市長と二井県知事は、議会に説明することなく防衛省に愛宕山を買ってくれと要望した。米軍住宅化に反対する署名が11万になった。「岩国の明るい未来を作る会」というのができて、看板を立て、署名を集めている。愛宕山についての情報公開を求め、情報公開審査会は公開すべきとの結論を出したが、市は公開を拒否した。民主主義を無視する態度だ。力を合わせて戦っていかねばならない。
> 2 メッセージ朗読 < 吉井勝雄(司会)
井原勝介氏からのメッセージ朗読
「第3回瀬戸内ネットの集いin大島」へのメッセージ
今、山口県や岩国市では「偽りの政治」が横行しています。跡地の転用策を何も説明しないで強引に愛宕山開発事業を廃止しました。その裏で愛宕山の米軍住宅化と民間空港の取引が密かに行われていたのです。それを示す内部資料の公開を求めても、岩国市は、情報公開審査会の一部開示の答申を無視して拒否しています。肝腎なことをひた隠しにし、法律や条例に違反してまで、岩国基地の大幅な拡充を強行しようとしています。
こんなやり方で瀬戸内の静かな環境を破壊されたらたまらない、「黙っていられない」という気持ちです。これからが正念場です。子供たちの未来を守るために、皆さんと連携して、あらゆる行動をしていくつもりです。
今回の「大島での集い」が実り多いものとなることを期待しています。
草の根ネットワーク岩国 代表 井原勝介
> 3 団体からの報告 <
(司会) 吉井勝雄* 岩国を守る会“風”*
代表 岡田久男
愛宕山と民間空港を取引しようとする会議がおこなわれ、この記録がある。これを情報公開することを市に求めたが、情報公開審査会が一部公開すべきだと答申したにもかかわらず、岩国市は公開を拒否した。終戦直前、天皇は御前会議で降伏することを求めたが、軍部はうけいれなかった。今の岩国市と当時の政府はよく似ている。子や孫たちが悲惨な目にあうことになるのではないか。情報を公開して、市民が納得できるようにすべきだ。市長や知事が勝手に国と交渉していいものではない。私たちの願いと皆さんの願いを一緒にしていきたい。
岩国では変な団体がチラシをまいている。国立病院がなくなる、米軍住宅化に反対するのは人種差別だ、愛宕山を米軍住宅にしなければ、ロシア、中国に侵略される、など。国立病院はなくならないし、わたくしたちは人種差別したことはない、私たちは愛宕山の米軍住宅地化に反対しているのであって岩国基地をなくせよとは言っていない。
> 3 団体からの報告 <* 大島の静かな空を守る会 *
幹事 橋本正人
「守る会」は、平成18年2月に有志数名が「艦載機移駐反対」の署名を集め始め、その後「署名」運動の協力者が集まって7月に発足した。会員数は現在68名。少しずつ増えているが、高齢者が多い。運営は、会費と寄付、ほぼ半々で賄っている。
1「守る会」のこれまでの主な活動をあげると
・「艦載機移駐反対」の署名運動は、会が発足してから2ヶ月後の9月に町人口の 過半数に達し、1年半後の平成19年6月に67%を越えた。その署名の数を背景に して、そのつど町や県と懇談、要望、交渉活動を行った。署名を集めるには地区ごとに各家庭を訪問し「署名」をお願いした。離れ島を含め町全域を回り、情報が得られ人間関係も深められた。
・ 選挙応援は、「移駐反対」を掲げる候補者を積極的に応援した。 (岩国市長 選挙、衆議院補欠選挙、山口県知事選挙、周防大島町長選挙)島内でのビラ配 布などでは署名活動」で得た情報や人脈を活用することができた。
・会報を発行して、会員以外の方にも多く配布し、関心を持って読んでもらっている。
・他の団体への協力・支援は、「瀬戸内ネット」などが主催する集会に参加し て、交流や情報交換をしてきた。「岩国市庁舎募金」では、岩国の市民団体の運動に
刺激を受けて「募金に協力する会」を作り、2ヶ月間で50万円以上集め岩国市に届けた。「愛宕山米軍住宅反対」の運動には、署名集めにも集会にも協力・参加した。
2 「守る会」はこれからどうすればよいのか。
「同じ考えをもった人のつながりをより大きく強くし、 現在行っている運動をより効果的に進める必要がある」ということで、平成20年3月から講演会式の「勉強会」を始め、初回は岩国から大川牧師に、12月と平成21年3月には井原前市長さんを招いて、幅広い住民への呼びかけを行った。それを確かなものにして大きな運動の流れにつないでいくことが今後の問題である。大島に岩国基地問題との関係で「守る会」と近い考えを持っているいくつかの住民団体・グループがあることが分かったが、この人たちとの連携を力にしていくにはどうすればばよいかも今後の課題である。島外の関係団体への協力は「相互理解のもとにもっと効果的に協力するのはどうすればよいのか」「それぞれの運動が強化されるような協力の方法はどうなのか」(例えば、愛宕山米軍住宅反対運動や爆音訴訟などにどんな協力ができるのか)考えていきたい。
3 「瀬戸内ネット」については、加入している団体が統一して、見通しをもって運動する具体的なものを持てないだろうか。統一して今からやっておくべきことを協議することはできないか。例えば、数年後の岩国市の選挙を見通した統一した運動や若い人を対象にして問題意識を喚起する運動が考えられるかも知れない。そのためには、中心になるものが必要で、「瀬戸内ネット」がこれまでの「交流・情報交換の場」「運動を協力支援する立場」から一歩進んで「取りまとめ役」になって欲しい。これからは一層「一点でしっかりつながった大きな塊とその軸」が必要になってくると考える。
> 3 団体からの報告 <* 住民投票の成果を活かす岩国市民の会 *
代表 大川 清
「活かす会」の前身は「住民投票を成功させる会」であるが、住民投票の時も様々な圧力の中、皆で力をあわせて精一杯、出来る限りのことをした。そして無謀な艦載機の移転計画にはっきりと反対の意思を示すことが出来た。本来ならここで示された民意に従って政治が行われるべきである。それが民主主義、主権在民ということだと思う。
けれども国は、私たち地元住民の声を全く無視して、無謀な移転計画を強硬に推し進めるべく様々な圧力をかけてきた。建設中の市庁舎建設費の補助金35億円を全面カットしてきたのだ。国がこんなにもあからさまに嘘をつき、いとも簡単に約束を破るなんてことがあってもよいはずがない。はらわたが煮えくりかえる思いであった。基地の見返りで街の振興策を考える人もいるが、決して基地で街が豊になるとは思わない。むしろ痛みばかり負わされてきた。もし基地で街が豊かになるのなら、沖縄は日本一豊かになっていなければならないはずだ。昨年2月の市長選挙では私たちも精一杯がんばったが、本当に悔しい思いをした。選挙の翌日、沖縄の方が「沖縄でも住民投票で勝って、市長選挙で破れて、同じ状況であったが、その後十数年、辺野古に新しい基地建設の為の杭1本打たせていない。戦いはこれからですよ」と励ましの電話をくれた。
選挙の2日後に「活かす会」で福田市長に公開質問と申し入れを行った。その時市長は「市民の安心安全が担保されない限り移転は容認しない」とはっきりと明言したが、艦載機の移転と市民の安心安全とは決して相容れない。米兵達は基地の中で人助けの訓練をしているのではなく、戦争の為のいわば「人殺し」の訓練をしている。戦闘機であって安全に飛ぶ為の訓練をしているわけではなく、絶えず戦闘状況を想定した危険きわまりない訓練をしているのだ。そんな米兵や戦闘機が街にあふれるのは私たちには脅威でしかない。
権力者が一番おそれるのは、圧力を加えても加えても立ち上がる市民である。「活かす会」の発足総会で小田実さんが語ってくださった言葉「小さな市民の力にこそ、戦争を止め、基地の強化をはばむ力がるんだ。私たち小さな市民は微力だがけれども決して無力ではない」。私はこの言葉を小田さんからの遺言だと受けとめている。これからも命や平和、街の未来を決して諦めることなく、皆さんと連帯し粘り強く戦っていきたい。(最後に映画「アメリカばんざい」の紹介)
> 3 団体からの報告 <* 住民投票を力にする会 *
事務局長 吉岡光則
「住民投票を力にする会」は、住民投票を成功させるために結成した「艦載機移駐反対に○をする会」を発展的に改称したものである。「住民投票で示された市民の意志を尊重し、艦載機部隊の岩国への移駐に反対し、計画を撤回させるために必要な活動を展開する」という目的を掲げ、それに賛同する団体と個人で構成している。構成団体はそれぞれ日米安保体制に反対・基地撤去を方針に掲げているが、「力にする会」としては艦載機部隊の移駐阻止のために運動する。過去1年間の活動は、独自の学習活動として、昨年4月、市長選後に「これからの岩国を考えるつどい」を持ち、広島平和研究所所長・浅井基文氏に「岩国市民の運動に期待すること」と題してお話しいただいた。今年2月には、「米兵犯罪は誰が裁くのか」というテーマで、米軍関係者の犯罪の裁判に関わる日米密約問題を取り上げた(住民投票3周年記念)。日米のゆがんだ関係、日本の主権放棄の実態を明らかにするためである。国・県・市に対する申し入れもその都度適宜行ってきた。共同のとりくみでは、「議員有志の会」をブリッジにした共同行動、「愛宕山を守る市民連絡協議会」、「岩国爆音訴訟の会」、「瀬戸内ネット」などに積極的に参画している。全国連帯の活動では、原子力空母の配備に反対して横須賀の住民投票条例制定運動に支援カンパを送り、「7.13全国集会」に代表を派遣し、座間への米陸軍第1軍団司令部移転反対の立場から座間市長選でも支援した。沖縄・名護への新基地建設のための環境アセスメントに対する意見書運動にも参加した。選挙については、基本は構成員の政党支持の自由、政治活動・選挙運動の自由を尊重・保障する。党派選挙の場合は特定の政党や候補者の推薦・支持はしない。首長選挙は、会の目的と一致する公約を掲げる無所属の候補者を推薦あるいは支持する。岩国市長選挙では、勝手連的に「住民投票の時のようにたたかおう」と奮闘した。県知事選挙では「みんなの県政をつくる会」に参加し、座間市長選挙も支援した。基地周辺住民だけの運動でなく、全国民的な普遍的な運動にしていかねば米軍再編・艦載機部隊移駐を阻止できない。いかにして国民的運動を築いていくかが「力にする会」の課題である。米軍再編は日本の国防のためか、米軍再編で日米同盟はどうなるか、米軍再編における日本の財政負担と国民のくらし、米軍再編と地方財政・まちづくりなど様々なテーマがあると思う。瀬戸内ネット」の活動については、米軍再編・艦載機移駐が岩国及び周辺地域、全国各地にどのような問題をもたらすかの学習・調査・情報交流が最も重要な活動ではないか。訓練空域や管制空域がどうするのか、恒常的な着艦訓練基地をどこにしようとしているのかという問題、岩国基地所属機の訓練移転の問題もある。中・四国地域にネットをひろげる必要がある。対自治体行動は各団体が奮闘することを基本にすべきだろう。
> 3 団体からの報告 <
* 岩国基地の拡張・強化に反対する西部住民の会 *
事務局長 坂本千尋
///// 内容は都合により割愛 /////
・・・・・ 休 憩 ・・・・・> 自由討論 <
(司会) 福田忠邦
H.O. (愛宕山を守る会・愛宕山を守る市民連絡協議会 代表)愛宕山を米軍住宅地にするな、という署名運動に、幅広いご協力をいただいたおかげで、11万人の署名をあつめ、みんなで東京へ行って、議員会館で18名の国会議員の参加のもとに、防衛省の担当官に署名簿と要望書を手渡し、ひきつづき愛宕神社前で大集会を開くことができた。ご協力にお礼申しあげる。再編完成が予定されているという2014年まで、あきらめないで運動をすすめていくことが大切である。
われわれの運動で国を変える可能性もある。今後とも皆さんのご協力をお願いしたい。T.K. (久賀) 騒音が最も激しくなる三蒲に井原さんを招いて勉強会が行われた。三蒲にこれだけ多くの移駐反対者がいながら、どうして三蒲の容認派議員が当選したのか。町民の67%が反対しながら、どうして容認派町長が当選したのか。このような不合理を許してはいけない。主な原因は地縁・血縁・職場・商売などのシガラミであるが、古いシガラミを断ち切って投票した人もいる。艦載機移駐反対運動の人たちが、住民や団体との連帯を強化して、新しいシガラミを作っていくことが必要である。
「周防大島を改革する会」は議会・自治体改革運動を展開し、竜崎温泉の協定違反にたいする批判意見のチラシを全島に7500部配布して議会と自治体に圧力をかけた。特別調査委員会は強いプレッシャーを受けながら、6月議会に調査報告を行うことになった。契約解除すべきとする答申を町長が受けて契約解除すればいいが、楽観はゆるされない。
「周防大島を改革する会」は議会傍聴を計画している。「大島の静かな空を守る会」もこれを新しい絆をつくるチャンスと考えて、積極的に参加すべきだ。こういう相互交流が増えれば、強い協力関係が形成される。他の運動には目もくれず、ひたすら艦載機移駐反対運動をするだけでは、常に仲間内の会合になり、運動の発展や拡大は望めない。10回に3回ぐらいは他のグループ活動にも参加してやる、それくらいの広い心を持つことが、自分の運動を発展させるためにも必要だと思う。
議会改革が必要だ。住民は、報酬を考えずボランティアの精神で住民のなかに飛び込んで対話する活動家議員を求めている。改革プランの核心は議員報酬の削減にある。サラリーマン議員が生活できないまで、思い切って報酬を削減すべきである。
Y.K. (山口県議会議員)先の県議会選挙で、自民党でない県議として当選した。ご支援に感謝する。選挙を通じて議会を変えていくという意見があったので、発言させていただく。柳井は保守的なところだが、日本の現状にたいして不満が高まっている。シガラミや利権だけでなく、本当に変えてほしいという人たちもあることを、選挙戦を通じて感じた。いろいろ意見の違いもあるが、みんなで力をあわせてやれば、変わっていくと思う。私も力になりたいと思っている。N.T. (岩国市)「海から見る岩国基地ツアー」の宣伝をさせていただく。呉基地のことはあまり知られていない。大島の人も参加してほしい。基地の説明は久米氏、田村氏。愛宕山を守る会、爆音訴訟団も参加する。基地の人たちは(検疫を通らないので)、豚インフルエンザが直接アメリカから持ち込まれる。健康面からも基地問題を考えるべきだ。瀬戸内ネットの存在がますます重要になる。よろしくお願いしたい。H.F. (周防大島町下田)いろいろな考えの人が「艦載機いやだ」で集まっている。私は共産党を支持するが、そうでない人も集まっているから、みんなの考えを寄せ合って運動できる。運動のリーダーシップをとる人がいるから、あれだけの署名を集めることができた。岩国周辺にはいろんな会がそれぞれの反対運動をすすめている。相互に関係のない人が別々にビラを配っている。リーダーシップを取る人があれば、無駄がなくなるだろう。これから各団体が声をかけあってやっていくといいと思う。いろんな考えがあるだろうが、この一点であつまって運動すべきだ。柳井も変わってきた。大島も変わったといえるようにしたい。J.S. (宇部市)私たちの団体でも岩国基地の運動と協力してやっていきたいと考えている。沖縄の辺野古の運動にも参加した。全国的に私たちの組織をつかって、伝えていきたい。5月31日に岩国で健康被害についての研究会を開く。毎月各地の事務局長があつまって会議している。T.O. (廿日市市)大島で過半数の署名が集まったのに、町長などはそれを無視した。私も、小さいときに安保闘争のデモがあった。署名運動をしても保守が通ってしまう。職場で新聞を出した。大阪で日刊の職場新聞を出した。自分の町でおこっていることをニュースにして知らせる家族新聞を出していて、学校へもっていけば、これが広まっていく。いろんな運動があっていい。お互いの思いを反映させることが大切である。そういう時代だと思う。H.S. (大竹市)この集会中、さぞ爆音が大きいだろうと思っていたが、静かである。いつもこの状態なのか。それともうるさい日が多いのか。C.T. (周防大島町三蒲)こんなものではない。今日はたまたまこんなに静かだが。H.K. (周防大島町日前) 今日は土曜日。週末は飛ばない。厚木基地でも日曜日(安息日)は飛ばなかった。彼らは休日を確実にまもり、週末、祭日は飛ばない。 M.Y. (岩国市)岩国が静かな時は、何処か他所での演習あるいは戦闘行動で迷惑をかけているという視点が必要。海兵隊は常時臨戦態勢にある軍隊だから、土・日でも航空機が岩国にいるのに飛んでいないのか、岩国にはいないのかを確認しなければ、休んでいるのかどうかは何とも言えない。
> アッピール朗読 <
桑原 清 (事務局長) = みんなで考えよう 瀬戸内ネットのこれからの運動は? = 瀬戸内海の静かな環境を守る住民の集い(第3回)in 大島 アッピール ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 昨今の米軍再編を取り巻く状況は、米軍岩国基地を飛び立つ米軍機の爆音に、長年苦しめられた岩国市の基地周辺住民が、3月23日、安眠を妨害する夜間の飛行差し止めや、爆音がひどくなる艦載機岩国移転の差し止めと、騒音被害に対する損害賠償を国に求め爆音訴訟を起こしました。また、国に愛宕山への米軍住宅建設反対署名11万筆が4月7日に提出され、「愛宕山に米軍住宅も施設もいらない」と2000人が参加する「4.12愛宕山大集会」が開催されました。これらの状況や本日のみなさんの発言からみても、市民は岩国基地強化に反対であることが明らかです。
しかし、在日米軍のケリー前司令官は、今年3月の記者会見で「岩国エリアの空域・海域において空母艦載機の訓練のための重要な作業が、閣僚級も含めて進展している」と語っています。着艦訓練の恒常的な施設については、今年7月までに候補地選定されることが日米で合意され、米軍は、着艦訓練施設は母基地から100海里(180km)以内に建設することを望んでいます。また、FY2009海兵隊員航空計画(FY2009 Marine Aviation Plan)によると、F35B(ライトニングII)16機が2017年度に岩国基地に配備される予定です。
そして岩国市が、愛宕山地域開発事業処理に関する報告書(08年4月)2件について、岩国市情報公開審査会の一部公開の答申(09年3月)を受けながら、市民の知る権利を置き去りにする非開示の決定をするなど、ますます、民意との矛盾が広がる一方です。このまま米軍再編が強行されれば、F35Bの配備も加わり岩国基地を離着陸する米軍機による騒音の増大や低空飛行訓練の増大により瀬戸内海を取り巻く地域の平穏な生活が妨げられます。
私たちは、本日、各市民団体や参加者から寄せられた声、岩国基地増強計画に反対する願い実現のため、空母艦載機移転反対の諸活動を支持・支援するとともに、岩国基地を取り巻く中四国の基地強化反対をする住民との交流、全国の米軍再編反対運動との連帯を強めていき「空母艦載機の岩国移駐」撤回まで行動することを決意します。 2009年5月16日 瀬戸内海の静かな環境を守る住民の集い(第3回)参加者一同
> 閉会挨拶 <
河井弘志 (瀬戸内ネット共同代表) 多くの人に参加いただいて、内容豊かな集会になった。感謝する。各団体が協力していくべきだという提言があった。多様な運動を、これから集約していく必要があろう。国に交渉するにしても、岩国や厚木や沖縄がばらばらに交渉するのでなく、連帯して交渉するほうがインパクトが大きかろう。アッピールにもあるように、連帯強化を瀬戸内ネットの運動目標のひとつにしたい。
大島では67.2%の署名が、具体的にどういう成果をもたらしたかはわからない。瀬戸内ネットや各団体は、艦載機59機を移駐させないという最終目標で一致しているが、そのために私たちは何をすべきなのか、いいかえれば、私たちがこれから何をしたら59機移駐を阻止することができるのかは、はっきりつかめていない。運動が各団体の自己満足に終わらないために、合意できる共通の具体的目標を確定していきたい。 発行人 大島の静かな空を守る会
連絡先 742-2804 山口県大島郡周防大島町油宇 福田忠邦 0820-75-1045